よくある質問
自宅でご臨終を迎えた時はまずどこに連絡すればいいの?
まずは主治医に連絡をとって下さい。医師が到着するまでは遺体を動かしたりしない事です。
主治医がいない場合、急死などの場合は110番通報し警察の到着を待ちます。
(1)二十四時間以内に医師の診断を受けていない時
(2)原因不明の急死
(3)死亡した状態で発見された時
(4)事故、災害で死亡した時
以上の(1)~(4)の場合は監察医による検死が必要となります。
湯灌ってしなくてもいいの?
現在湯灌に変わる処置を病院で行なうようになりました。
そのためご自宅で湯灌をする事もなくなってしまいました。もし、家族で湯灌をしてあげる時はご自宅安置後なるべく早く行なって下さい。また今では湯灌専門の業者もいますので、葬儀社に相談するのも良いでしょう。
遺体の安置は北向きじゃないといけないの?
住宅事情によりますが、仏式では北枕または西枕が一般的です。
お釈迦様が亡くなれた時北向きに倒れていたことが北枕の由来になります。その他の宗派(神式・キリスト式など)については向き気にしません。
友引に葬儀は出来ないの?
友引は字の通り、友を引くと言う意味から葬儀を行なわないのが一般的です。
しかしこれは全くの迷信であり、友引に葬儀をしてはいけない根拠は全くありません。首都圏の火葬場などは友引を休業している所事が多いことから、友引に葬儀は出来ないと思っている方も多いのでないでしょか?仏式以外、友引は関係ありませんし、特に友引に葬儀をしても問題はありません。
忌中紙って貼らなくても良いの?
自宅でお葬式を行なう場合はあった方が良いでしょう。式場でお葬式を行なう場合は貼らない方も多くなりました。
式場葬の場合、忌中紙を張る事で通夜・告別式の時間帯は家が留守になる事がわかり、空き巣に狙われる事もあるため、防犯の観点から貼らない方が増えてきました。防犯の観点からも忌中紙に関係なく、式中は誰か留守番を置く事が良いでしょう。
ろうそくの火は絶やしちゃいけないの?
全国的にお骨になるまでは線香を絶やさないと言う風習があります。
宗派の問題ではなく、地域の言い伝えだと考えるのが良いでしょう。
お線香は、煙が天に向かって上がる事から、天国への道しるべ的な役割だと言われることが、絶やさない事につながるのだと思います。体調や健康状態も考えて、判断してはいかでしょうか?無理して病気になることは逆に故人様が安心して旅立てない事になります。
お通夜の時は式場に泊まらなくても良いの?
今は式場の関係で通夜も数時間で終わる場所が増えてきました。
一番の問題は火の元です。特に宗教的な問題はありませんが、故人様を偲ぶ最後の夜です。出来るなら共に一夜を偲ぶことをお勧めします。
志(チップ)は、誰に渡せばいいの?
志(チップ)は地域によって全く異なります。
お手伝い・受付の方に渡す方もいますし、これは地域によって全て異なります。町内会の役員などに相談するのが最も適切かと思います。一般的には霊柩車・マイクロバスにのみ渡すところが多いです。火葬火夫・葬儀社・料理配膳・司会者などにはチップは必要ないか思います。
お布施っていくらかかるの?
お布施(宗教者へのお礼)は各寺院と当家の関係ですのでいくらと言うのは寺院のご住職に尋ねるしかありません。
家柄、戒名のランクでお布施の金額が変わります。ご住職に尋ねる時は、通夜のお経・告別式のお経・戒名・車代・御善料・火葬場への立会いなど、全て合わせてお布施がいくらなのかはっきり聞くのが良いでしょう。
お布施はいつ渡せばいいの?
ご自宅でお葬式をされる場合は、お経が終わった後にお渡しするのが一般的です。
式場葬の場合は、お通夜の前にご住職控え室に挨拶に行った時に渡す事が多いです。お経の前または後、どちらで渡しても決して失礼にはなりません。
またお布施だけお渡しするのではなく、ご住職にはまずお茶、お茶菓子などを出しておいて、その後挨拶と一緒にお布施を渡す方が良いでしょう。
お葬式の席次はあるの?
結婚式と違い、お葬式は招待ではありませんので席次はありません。
喪主・遺族・近親者・親戚・一般会葬者と言う順に近い方からなりますが、きっちり順番を決める必要はありません。一定の時間内で多くの方がお焼香を行なうのにお焼香は誰が先とか言う方もいますが、会葬者の迷惑になるため、列に合せスムーズなお焼香を心がけて下さい。
また、前の席が空いているのに後方の席に座る方もいますが、これは御霊前に対しても後から来る方に対しても失礼になります。席は前から詰めて着席し、御霊前に近い席を空ける事避けて下さい。
御香典と御霊前など、なんで不祝儀袋の表書きが違うの?
香典とは故人にたむけるお香を持参する代わりに金銭を包むと言う仏式用語です。
仏式であれば御霊前、御香料、御香典、神式であれば御玉串料、御榊料、キリスト式であれば、お花料として包むのが一般的です。
但し当家の宗派がわからない事から、御香典袋を使う事でどの宗派であっても問題はないかと思われます。
お葬式のお返しの金額(目安)について知りたい?
香典返しは地域によって全く異なります。
関西を中心とした後返し(後日香典の半分相当の品物を送付)、関東を中心とした即返し(お通夜・お葬式の時に返す)がありますが、お酒を付けたり、砂糖を付けたり、各地区風習によって異なります。
後から返す場合は送料や手間もかかりますが、地域の風習に合わせるのが良いでしょう。
一般的には使いきれる商品を選ぶため、全国的にお茶などのお返しが多いです。目安は頂いた香典の半額を目安(送料含める)にするのが良いでしょう。
お焼香は何回すればいいの?
お焼香の回数は宗派によって異なります。
特に当家の宗派に合わせるのではなく、各自の宗派に合わせてのお焼香で良いでしょう。
天台宗・真言宗・浄土宗 3回
浄土真宗大谷派・曹洞宗 2回
臨済宗・浄土真宗本願寺派・日蓮宗 1回
お線香は何本立てるの?
お線香の本数も宗派によって異なります。
特に当家の宗派に合わせるのではなく、各自の宗派に合わせての作法で良いでしょう。
天台宗・真言宗 :3本
臨済宗・曹洞宗・日蓮宗 :1本
浄土宗 1本を二つに折りにして立てます。
浄土真宗 1本を二つ折りにして横に寝かせます。
お数珠には色んな形があるけどなぜ?
数珠、念珠とありますが、念珠(腕輪)であれば特に宗派は気にしなくて良いです。
数珠の形が違うのは宗派によってですので購入前に自分の宗派を確認して下さい。
種類については、仏具屋さんに相談するのが適切です。また素材・値段も色々ありますが、一生使うものですので慎重に選ぶ事をお勧めします。
当社でも、数珠を扱っております。ご相談下さい。
戒名は絶対に必要ですか?
戒名は仏式には必要不可欠なものです。
菩提寺のお墓に入る時に戒名なしでは入れないお墓もあります。戒名は亡くなったからのお名前ではなく、元々生前に頂くものです。
仏式でなければ戒名は必要ありませんが、生前戒名を頂くのも一つの方法です。
戒名のランクってどこで決まるの?
戒名を頂く場合、ご先祖のランクに合わせるのが一般的です。
ご先祖を越える戒名を頂くのはやめたほうが良いでしょう。ランクを下げる事は問題ありませんが、今度は次の代の方がそれ以上の戒名を頂けなくなる事も考えて、寺院の先生、親戚に相談するのが良いでしょう。
法要はどこまですればいいの?
どこまでと言うのは全く決まっていません。
現在お葬式と一緒に初七日を行い、その後は四十九日、一周忌と言うのが一般的です。
その他の七日は自宅で手を合わせ、四十九日(三十五日)を寺院の先生に導いて頂き、その後は1周忌にまたお導き頂く方が増えています。
大事なのは故人を偲びお手を合わせる事です。家族だけで手を合わせるだけでも法要になります。
料理やお返し、寺院の先生がいないと法要が出来ないと考えないで、規模は小さくても供養の気持ちが一番大切ではないかと思います。
納骨はいつすればいいの?
納骨はいつしても全く問題はありません。
お葬式の当日、四十九日、一周忌が一般的なのは、親戚が集まっている時に納骨をする事で、納骨の時にまた集まって頂かなくても良いと言うメリットがあります。
また同じ日に行なうことで寺院の先生の謝礼(お車代など)も少なくて済みます。
ただお墓がない方は、すぐに納骨は出来ませんので、焦らずゆっくりとお墓を選ぶ事が大切です。